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栄養蓄積が目的の白色脂肪細胞と、体温維持に役立つ褐色脂肪細胞の2種類があることを前回お話ししました。

白色脂肪細胞は、蓄積した脂肪を代謝してATPを作り出します。ミトコンドリアとATPのお話は前半でおはなししました。

代謝病や肥満で問題になる内臓脂肪は、白色脂肪細胞です。

褐色脂肪細胞には、ミトコンドリアが多く存在します。このミトコンドリアは特殊で、脱共役タンパク質 UCP-1 (uncoupling protein-1)という酵素を沢山持っています。UCP-1は、ATPを作り出す代わりに、直接脂肪を燃やして熱を発生させます。

肩や肩甲骨付近や肋骨のあたりに存在しています。

寒いときなどに、活発に働き体を温めてくれます。

実は、この白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞いがいにも、その中間の性質を持つベージュ脂肪細胞があることが明らかになってきました。

白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞にして、燃やす。そういった肥満の解決も考えられています。
オイルがその手助けをすることがあります。

  
  
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