桜吹雪の中を通勤しています。散る花びらが迷惑だと住民からの苦情で切られた桜は多いものの、今でも呉は桜が多い町です。桜の季節には、ちょっとした公園にも、道路端にも桜が咲き、春爛漫の華やかさで町がうららかな風情に包まれます。山にも桜がたくさんあって、山がピンクと緑のパッチワークのようになります。

 年齢を重ねる毎に桜を好きになり、また散る姿がこんなに美しい花もほかにはないとうっとりする今日この頃です。思えば子どものころはピクニックで山へ行き、お弁当を桜の木の下で食べたものでした。懐かしく甘酸っぱい思い出です。

 そのお弁当で一考ですが、薄紅色の桜に合うのは、やはりお出汁のうま味で薄味に仕立てた品の良い、そして色彩の美しいお弁当かなと思います。お出汁で薄味に炊いた竹の子ご飯などは本当に美味しく感じます。ガツンと濃い味の煮物や焼き物はもう少し醤油や塩を控えていただくと、まわりの景色と調和がとれて嬉しく思います。

最近、お正月に、都会のデパートなどで売るおせち料理は、減塩の薄味を謳うものも増えています。お花見弁当も薄味バージョンが登場すると良いなあと思う今日この頃です。これを読んだ食品関係の皆様、是非ご一考をお願いいたします。

お花見もSalt-Consciousいたしましょう。

秋月桜.JPG

ミュウ

  さん

桜と普通の青葉もそうですけど、葉桜が私は好きです
すこしグロテスクですが、風情があってとても良いです

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